暗記が苦手で勉強してもすぐに忘れてしまう人が知っておくべき1つのこと

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覚えたつもりなのにすぐ忘れちゃう

と悩んでいる方は必見です。英語や古文などでは特に、

この単語見たことあるけど意味なんだっけ…

というのはよくあることですよね。

なんで自分はこんなに覚えられないんだ…

そんな風に落ち込んでも仕方ありません。
脳はそういう仕組みになっているんです。

じゃあどうすればいいの…?

まずは、脳の仕組みを理解してください。

脳の仕組みがわかれば、どうやって暗記をすればいいのか見えてきます。

目次

人の記憶力は実はとても短寿命

エビングハウスの忘却曲線という言葉を知っていますか?

ドイツの心理学者であるエビングハウスが作ったグラフで、

「無意味なアルファベットの並び」を時間と共にどれだけ忘れるかを数値化したものです。

画像1

記憶したことがどれだけ頭に残っているかを示したグラフ

逆にいえば、『時間と共にどれだけ忘れるか』ということも分かりますね。

このグラフから分かること

人が何かを学んだ時、

・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・1日後には74%忘れる
・31日後には79%忘れる

なんだか勉強するのがバカらしくなってきますね…


ただし、このデータは『意味のないアルファベットの並び』を暗記したときの話です。

たとえば人の名前や誕生日は、時間がたっても忘れにくいですよね。

意味のあるものや自分にとって大事なものの記憶は、忘れにくいようになっています。

忘却曲線から分かること

画像2


エビングハウスの研究結果から次のことが分かります。

1.何かを学ぶ時、その知識があなたにとって意味のあるものであったり重要なものであったりした場合、暗記は楽である。逆にその内容があなたにとって意味のないものであれば、すぐ忘れる。

2.学習に時間をかけると、吸収できる情報量も増える

3.一度目の学習より二度目以降の学習の方が簡単になる。復習を重ねるごとに忘れにくくなる。

4.一度にたくさん学ぶよりも、時間をかけて何度かに分けて学んだ方が、学習効率は上がる。

5.学んだ直後から物忘れは始まる。最初は一気に忘れ、次第にゆっくりと忘れるようになる。

https://elearningindustry.com/beating-the-forgetting-curve-with-distributed-practice


あなたは上記のことを意識して勉強できていますか?

できていないなら今ここで、決して「へ〜そうなんだ」で終わらせないでください。

今のままだと、この内容も1時間後には忘れてしまいますよ。


せっかくこの記事を読んでくれているのだから、あなたの勉強に活かせるよう、最適な復習のタイミングを提案します。

【結論】復習はいつやればいいのか?

  • 1日以内に10分
  • 1週間以内に5分
  • 1ヶ月以内に2〜4分

これらを繰り返すことで記憶が定着します。

 

カナダで行われた研究を紹介します。

画像4

図の黒色の線があなたの記憶です。

初日に記憶し、復習しないままだとドンドン忘れていきます。


ただし黄色の線のように2日目に10分間の復習をすることで記憶はほぼ100%まで戻ります。

同じように7日目に5分間、30日目に2〜4分間復習すれば記憶を100%に保つことができるのです。


つまり・・・

1ヶ月でたった19分間復習するだけで記憶は定着できるのです。


どの科目を勉強する時にも

  • 1日以内に10分
  • 1週間以内に5分
  • 1ヶ月以内に2〜4分

復習することを意識してみてください。


ここで学んだことを活用すれば試験日にあわせて逆算して勉強をスタートすることも可能ですね。

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