「家だと集中して勉強できない…」
「スマホやテレビの誘惑に負けちゃう…」
「ついダラダラしてしまう…」
こういった悩みを抱えていませんか?
カフェや図書館に行って気分をリラックスさせるのも一つの手です。
しかし、学生の中には
外に出るのがめんどくさい…
コロナもあるから外出したくない…
という人もいるでしょう。
そこで、今回は家での勉強の集中力を高め、勉強効率を上げる方法を3つ紹介します。
1. 部屋着から着替える
勉強を始める前に、部屋着から制服へ着替えてください。
服はその人の思考に影響を及ぼす
と言われているからです。
18〜19世紀のヨーロッパで覇権を握っていたナポレオン=ボナパルトは、人の思考と服装の関係について次のように述べました。
「人は制服通りの人間になる」
ナポレオン=ボナパルト
そして、これを証明したコロンビア・ビジネス・スクールの実験があります。
被験者は事前に”医者の白衣”と”芸術家の白衣”を着ることを告げられ、それぞれの白衣を着た状態で注意力と慎重さを測定した。
その結果、”医者の白衣”を着たときの方が注意力や慎重さの数値が高くなった。
「自分は医者の白衣を着ている」という認識が実際の注意力や慎重さにも影響を及ぼした。
これらのことから言えることは・・・
- 部屋着のまま勉強しても、脳が『リラックスモード』になるので、勉強に身が入らない
- 制服を着ると「自分は勉強するんだ」と脳が認識し『勉強モード』になれる
勉強する時には、まず初めに制服に着替えるようにしましょう。
2. 環境を整える
勉強机の上が散らかっていたり、周りに漫画やゲームなどが置いてあると気が散って集中できなくなります。
集中できる環境の整え方を教えるので、あなたの勉強環境も見直してみてください。
①机の位置を変える
机をどこに配置していますか?机を壁にくっつけていませんか?
良いとされるのは、机の先が『開けた空間』であること。
実は、机を壁にくっつけていると「閉塞感や圧迫感を生み出す」というデメリットがあるんです。
壁のように、立ちはだかる印象を与えるものは人間の思考を押し潰してしまう
整理整頓術の作家 カレン・キングストン
反対に、壁ではなく入り口や窓に向いていると多幸感を与えるホルモンが分泌されます。
このことから、机は入り口や窓の方向に向けましょう。
たったそれだけで気持ちよく勉強ができるようになります。
②姿勢を良くする
「姿勢をよくしなさい」とよく言われますが、姿勢は見た目だけでなく勉強の効率にもつながってきます。
姿勢が悪いと脳が『勉強モード』に入りません。
そのため、姿勢は常に意識するようにしてください。
フロリダ大学の研究によると、
よい姿勢をとり続けることで、自身の経験した出来事に関する記憶を向上させる
という結果が得られました。
つまり、良い姿勢で勉強を行うことで勉強した内容を「思い出す力」を活発化させることが期待できます。
具体的には次のポイントを意識して座るようにしてください。
- 椅子に深く腰掛ける
- 背筋を伸ばす
- 脚は楽にする
姿勢をよくするだけでも集中力は高まります。
意識を変えるだけで実践できるのでぜひ今日からやってみてください。
3. 時間を区切る
『ポモドーロ・テクニック』という言葉を聞いたことはありますか?
イタリアの大学生だったフランチェスコ・シリロという人が開発したテクニックです。
彼は、間近に迫った試験のために本を3冊読まなければいけない状況だったが、どうしても集中力が続かなかった。
そこで、偶然目に入ったトマト(イタリア語でポモドーロ)の形のキッチンタイマーを使い「時間を区切り、短い時間で達成できるような目標を決める」という勉強法を行った。
その結果、勉強効率が格段に向上し、試験にも無事合格できた。
この勉強法のことを『ポモドーロ・テクニック』と呼びます。
具体的なやり方は次のとおりです。
- 25分 全力で勉強する
- 5分 全力で休憩する
- これを数回繰り返す
- 15分 めちゃくちゃ休憩する
- 1に戻る
何回でめちゃくちゃ休憩するのが最適なのかは、人それぞれです。
自分の集中力が続きやすい時間の区切り方を見つけてみてください。
家には誘惑がいっぱいあるが…
家で勉強するためには、たくさんある誘惑を断ち切る必要があります。
断ち切れないと、いつまでもダラダラすることになって成績が上がるはずがないですよね。
なので、いかに集中して取り組むかが重要です。
- 部屋着から着替える
- 環境(机の位置、姿勢)を整える
- 時間を区切る(ポモドーロ・テクニック)
家での勉強効率を上げ、あなたの成績アップに役立ててください。